英会話のフレーズ集めのために海外の映画やドラマ、アニメを観て勉強している方は多いと思います。私もその中の一人です。

英語のフレーズがなかなか定着しない

おもしろそうな海外の映画やドラマ、アニメのDVDをゲットして、音声は英語、字幕も英語にして一生懸命フレーズを頭に入れ込もうとして観ています。しかしながら、なんとなく全体のストーリーは理解できても、個々の英語のフレーズは次々と流れていき、記憶の中になかなか定着しません。

この学習法でホントに効果があるのかと疑問を抱きながらしばらく続けても、やはり英語のフレーズが身に付いていないように感じている日々が続きました。

そして、ある日良い学習のアイデアが思いつきました。

それは、「1つの単語に注目してフレーズを集めるという手法」です。

たとえ1つの単語といっても、その意味として複数持つものも多く、使い方によって様々な表現が行われ、1つの単語の語感を得ることは非常に難しいのですが、この「1つの単語に注目してフレーズを集めるという手法」によって、1つの単語の語感を完全に自分のものにすることができるのではないか?と、ひらめいたのです。

そして、1つずつコツコツと単語の語感を完璧にしていけば、塵が積もって山となり、これを数年続ければ、結果的にかなりの数の語を使いこなすことができるようになるのではないか、と思ったのです。

さて、この「1つの単語に注目してフレーズを集めるという手法」について、その効果を自分自身で検証していきたいと考えています。

今回は動詞「get」に注目してフレーズを集めてみました。実際に「1つの単語に注目してフレーズを集めるという手法」を試して、個人的にはかなり手応えを感じていますので、DVD学習法に行き詰まりを感じていらっしゃる方は是非一度チャレンジしてみてください。

動詞「get」を使った英会話フレーズ集 1-5

Case 1

1.〔get + 人 + to do ~〕で「なんとかして人に~をしてもらう」という使役の表現が可能です。

会話の下線部に注目ください。

Um, Mr. Alagash is on the phone. He's real, real anxious to talk to you.
(アラガッシュ氏から電話です。どうしてもお話したいようです。)
You couldn't maybe get him to hold for a minute?
(どうにかして少し待ってもらうことはできなかったのか?)

〔You couldn't maybe get + 人 + to do ~?〕というフレーズで「どうにかして人に~してもらうことはできなかったのか?」と表現できます。立場が上の人が使う表現なので、使う場面を間違えないように注意しましょう。

Case 2

2.少し離れた場所にある何かを人に取ってもらう時に、〔get〕を使って表現できます。

会話の下線部に注目ください。

There's no paper.
(紙がない。。)
What?
(どうした?)
There is no goddamned paper in this stall.
(個室にトイレの紙がないんだよ。畜生)
Get me some.
(取って来てくれ)

〔Get me + 物 (, please)〕で人に何かを取ってきてもらいましょう。

Case 3

3.〔get to work〕で「仕事にとりかかる」と表現できます。

会話の下線部に注目ください。

So! Let's get to work, shall we?
(さぁ、仕事にとりかかりましょう。)
This department's profile last year was damn pitiful.
(この部門の去年の業績は最悪でしたよ。)

〔Let's get to work(, shall we).〕で相手を巻き込んで仕事にとりかかりましょうと誘うことができますね。

Case 4

4.〔get〕で「手に入れる」と表現できます。

会話の下線部に注目ください。

I really don't think that's a variable.
(そんなに確実性が低いとは思わない。)
You know, you don't get anywhere in this world
(この世の中どこにいたって手に入らないよ)
by waiting for what you want to come to you.
(欲しい物を待っているだけでは)
You make it happen.
(自分から積極的に働きかけるんだ)
Thank you.
(ありがとう)
Look at me, who makes it happen?
(私を見て、誰が働きかけるの?)
I do.
(僕だよ)
Who does?
(誰だって?)
I do. I make it happen.
(僕です。僕が自分から行動します)
That's right. Only then...do we get what we deserve.
(そう。そうしてのみ、それ相当の報いが得られるのよ)

「待っているだけでは何も手に入らないよ。自分から行動しよう!」と誰かの背中を押したいとき、〔You don't get anything by waiting. You make it happen.〕と表現できますね。

Case 5

5.〔get to know〕で知り合いの仲になると表現できます。

会話の下線部に注目ください。

I've been lookin' for you.
(君を捜していた。)
Why, do you know me?
(どうして、私を知ってるの?)
No, no. But I promised myself that when I saw you,
(いいや。でも君を見た時、心に決めたんだ)
I would get to know you.
(君のこと知りたいって)
You're the first woman I've seen at one of these damn things
(このくだらないパーティーで見た初めての)
that dresses like a woman.
(女性らしいドレスを着ている女性だよ)
Thank you, I guess.
(ありがとう、って言えばいいのかしら。)

〔get to know〕は知り合いになりたい、もっと相手を知りたいと言うときに使えます!

動詞「get」を使った英会話フレーズ集 6-10

Case 6

6.〔get a head start〕で有利なスタートを切ると表現できます。

会話の下線部に注目ください。

What are you doing here?
(ここで何してるの?)
Actually, I'm looking for someone myself.
(実は、人を捜しているんだ。)
His name is Jack Trainer. He works at Dewey, Stone.
(デューイ・ストーン社のジャック・トレーナー氏)
Do you know if he's here?
(彼がここにいるか分かります?)
Why are you looking for him.
(なぜ彼を捜しているのですか?)
Well, because I have a meeting with him tomorrow,
(あの、彼と明日会議があるんです)
and I thought it might be nice to say hello
(彼に挨拶しておいたほうが)
and get a head start.
(有利なスタートを切れるかなとおもって)
Mm. Well, he, uh...just left.
(あぁ、彼は、ちょうど帰りましたよ。)
Oh...Well, I should be going myself.
(そう、では、私は行かなきゃ)

〔get a head start〕は先頭に立ってスタートする状態を掴むという感じで、有利なスタートを切るという表現になります。

Case 7

7.〔get down to ~〕で「~にとりかかる」と表現できます。

会話の下線部に注目ください。

Well, I suppose we should just get right down to it.
(では、さっそくその件について話を進めたいのですが、)
Is that okay?
(よろしいですか?)
Sure. Please.
(もちろん、どうぞ。)

「何かに取りとりかかる」という時に、〔get down to ~〕が使えます。

Case 8

8.〔get + 人 + ある状態〕で人をある状態にするという表現が可能です。

会話の下線部に注目ください。

Nothing happened. Nothing happened.
(何もなかったよ。何も。)
I woke up in my underwear.
(起きたら下着だった。)
I'll bet you looked nice.
(きっと素敵だったろうね。)
D-Did you get me that way?
(あなたの仕業なの?)
I , uh, I took off your shoes. I took off your dress.
(えっと、僕が君の靴を脱がして、ドレスも脱がせて、)
I put you on the bed, and I kept my eyes closed the whole time.
(君をベッドに寝かたけど、その間ずっと目を閉じていたんだよ。)
And that was it?
(それだけ?)
I might have peeked. I don't remember.
(ひょっとして覗いてたかもね。覚えてないや)

人をある状態にさせた、人にある状態にさせられたと言いたいとき、〔get + 人 + ある状態〕が使えますね!

Case 9

9.〔get〕で「分かる、解せる、理解できる、納得できる」と表現できます。

会話の下線部に注目ください。

There's one thing we don't get, though.
(一つだけ解せないことがあるの。)
Why didn't you just put it together with your people here?
(なぜここにいるあなた側のスタッフと一緒にやらないの?)
Why'd you come to us?
(なぜ我々のところに持って来たの?)

分かった!などと簡単に言う場合に、〔I get it〕と言えます。

Case 10

10.〔get + 過去分詞〕で受け身の表現ができます。〔be + 過去分詞〕の受身と比較して、影響や被害、恩恵を強く意識した言い方になります。

会話の下線部に注目ください。

Maybe means dick! Fuck maybe!
(「多分」じゃダメだ!「多分」だと!?)
I want an answer now.
(僕は今、答えが欲しいんだ。)
Please don't yell at me.
(お願いだから、怒鳴らないで)
You treat me like I'm dumb.
(バカを相手にするように私を扱うのね)
Why are we always talkin' about the way you get treated, huh?
(なぜいつも君がどういうふうに扱われるかで口論しなければならないんだ?)
I am not steak. You can't just order me.
(私はステーキじゃない。注文するような態度はやめて。)

相手からひどい扱いを受けた場合は、〔get + 過去分詞〕の受身形で影響や被害を強調して表現しましょう!

動詞「get」を使った英会話フレーズ集 11-15

Case 11

11.〔get used to ~〕で「~に慣れる」と言うことができます。

会話の下線部に注目ください。

Don't get too used to those long lunches.
(ランチに時間を掛け過ぎるのに慣れちゃだめだよ。)
They're letting me go a week from today.
(私はあと一週間で退院させてもらえるみたい。)
A week from today?
(今日からあと一週間ですか?)
Isn't that a little faster than you thought?
(あなたが思ってたよりちょっと早いんじゃないですか?)
Well, the doctor says I've got great bones.
(お医者様が言うには、私は丈夫な骨を持ってるみたい。)

外国人の方に「日本の生活に慣れましたか?」と尋ねる際は、〔Did you get used to life in Japan ?〕と言いましょう!

Case 12

12.〔get + 過去分詞〕で受け身の表現ができます。〔be + 過去分詞〕の受身と比較して、相手に与えられる被害を強く言い表せます。

会話の下線部に注目ください。

Would you calm down?
(落ち着いてくれませんか?)
How am I supposed to calm down?
(落ち着けると思う?)
One lost deal is all it takes to get canned these days.
(取引一つ損ねるだけでクビにさせられる時代だぜ。)

解雇されてしまうということは、とても大きな被害を受けることになりますので、〔get + 過去分詞〕の受身でその被害を言い表すのにピッタリな状況といえます。〔get canned〕の〔can〕は俗語です。俗語を使わなければ、クビになるは〔get fired〕で言い表せます。

Case 13

13.〔get + 人〕で人を連れてくると表現できます。

会話の下線部に注目ください。

If I can get Armbrister up here,
(もし私がここにアームブリスター氏を連れてきたら、)
will you take the meeting?
(会ってくれますか?)

「誰でもいいから医者を連れて来てくれ!」と言いたいときは、〔Get a doctor!〕と言うことができます。

Case 14

14.〔get + 過去分詞〕で受け身の表現ができます。〔be + 過去分詞〕の受身と比較して、受身の影響が強く言い表せます。

会話の下線部に注目ください。

I really don't want to get involved.
(私は本当に巻き込まれたくないんだ。)
Please, sir.
(どうか、お願いします。)
Sorry. Not interested.
(ごめん。興味ないわ。)

「~に巻き込まれる、~の巻き添えをくらう」は〔get involved in ~〕で表現できます。「バカなことに関わるな」と言う時は、〔Don't get involved in such silly things.〕と言えます。

Case 15

15.傷を受けるというのを〔get〕で表現できます。

会話の下線部に注目ください。

How did you get this scar?
(この傷跡はどうしたんですか?)
Some guy pulled a knife in Detroit.
(デトロイトでナイフでやられた。)
Really?
(ホント?)
No. No.
(嘘。嘘。)

「~を受ける」は〔get〕で言い表わせます。

動詞「get」を使った英会話フレーズ集 16-20

Case 16

16.「~し始める」を〔get + ing形〕で言えます。

会話の下線部に注目ください。

I really do have to get going.
(本当に行かなくちゃ。)

「行かなくちゃ」は〔I have to go.〕よりも〔I have to get going.〕の方が急いでる感じになります。

Case 17

17.〔get on with ~〕で「~を続ける」と言えます。

会話の下線部に注目ください。

...pass me a set of papers and let's get on with the meeting.
(資料一式を私に回してください、会議を続けましょう。)

何か中断していたことを続けるときに、〔get on with ~〕で言い表せますね。

Case 18

18.〔get〕と〔out of〕を組み合わせて「消えうせろ!」という攻撃的な表現ができます。

会話の下線部に注目ください。

This is business. Let's just bury the hatchet.
(これはビジネスですよ。もう矛先を収めましょう。)
You know where you can bury your hatchet!?
(どこに矛先を収めるというんだい?)
Now get your bony ass out of my sight.
(その骨ばったケツを私の目の前からどけろ!)

〔Get out of here!〕で「ここから出ていけ!」と言えます。攻撃的な表現なので使う際には気を付けましょう。

Case 19

19.〔get upstairs〕で上(の階)に行くと言えます。

会話の下線部に注目ください。

Let's get upstairs.
(上(の階)に行きましょう。)
Not without her.
(彼女も一緒に)

上(の階)に行くは、〔go〕を使って〔go upstairs〕でもオーケーです。

Case 20

20.〔get on〕でエレベーターに乗ると表現できます。

会話の下線部に注目ください。

Oh? And what brings you to that conclusion.
(ん? 何でそうなるんだ。)
She said so, and I believe her.
(彼女の言ったことを、私は彼女を信じます。)
I'm afraid that's not good enough.
(そんなのは答えにならん。)
Now are you with us or not?
(さぁ、一緒に来るのか?来ないのか?)
No.
(行かない。)
I forgive you. Now get on this elevator.
(この件は目をつぶる。さぁエレベーターに乗るんだ。)
Sorry.
(断ります。)

飛行機、バス、電車などに乗る場合も〔get on〕を使います。〔get on〕は、特に乗り物に足を乗せたその瞬間の行為を表します。



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