助動詞は表現者の気持ちや態度、認識、思考などを表わすのに用いられます。

したがって、確実に自分を表現したり、確実に相手の表現を受け止めたりするには助動詞の語感を身に付けることが非常に大切となります。

英語の助動詞には「can / could / may / might / must / will / would / shall / should / need / dare / have to / ought to / used to」等があります。

これらの助動詞全ての語感(使用場面)を見に付けることができれば、表現や受容の幅が各段に広がることは間違いないでしょう。

さて、今回は助動詞の「shall」について詳しく解説を行いたいと思います。

「shall」の使い方で第一に思い浮かぶのは「Shall we ~ ?(~しませんか)」というフレーズではないでしょうか。そもそも「shall」の原義は「(金を)借りている」で、次いで「(義務を)負っている」という意味が発達しました。主語が何かに『束縛』されているということを表わし、『束縛』を加える要因は神や人間の意志、法律・規則などになります。

それでは、助動詞「shall」について学んでいきましょう。

助動詞「shall」の6つのキーワード

助動詞「shall」の6つのキーワードは以下のとおりです。

助動詞「shall」の6つのキーワード

1.運命・宿命の「shall」

2.法律・規則の「shall」

3.権威者の意志の「shall」

4.強い決意の「shall」

5.申し出の「shall」

6.提案の「shall」

それでは、それぞれのキーワードについて掘り下げていきます。

1.運命・宿命の「shall」

運命や宿命であることを言い表す場合に「shall」が用いられます。運命や宿命とは神によって束縛(あるいは義務)が与えられている状態です。

早速例文で確認してみましょう。

運命・宿命の「shall」- 例文

⑴ One day we shall die. (私たちはいつか死ぬ運命だ。)

⑵ He rushed out of the bed and said “This day shall be my last” (彼はベッドからとび出して、「今日が最後の日になる運命だ」と言った。)

⑶ Shall I be lame, sir? (私は足が不自由になるでしょうか、先生?)

例文⑴は、死ぬという運命を「shall」を使って表現しています。

例文⑵は、今日が最後の日になる運命であることを「shall」を使って述べています。

例文⑶は、足が不自由になる運命なのかどうかを「shall」を使った疑問文で表現しています。

2.法律・規則の「shall」

法律や規則で定めたことを言い表す場合に「shall」が用いられます。法律や規則とは人間が定めたルールによって束縛(あるいは義務)が与えられている状態です。和訳は「~であること」となります。

早速例文で確認してみましょう。

法律・規則の「shall」 - 例文

⑴ Passengers shall not converse with the driver while the bus is in motion. (お乗りの方は、バスの運行中は運転士に話しかけないこと。)

⑵ Tenants shall not play any musical instrument after midnight. (賃借人は夜の12時以降いっさいの楽器を演奏しないこと。)

⑶ All of the people shall be respected as individuals. (すべて国民は、個人として尊重される。)

例文⑴は、「shall」を用いて乗客が守るべき規則が述べられています。

例文⑵は、「shall」を用いて貸借人が守るべき規則が述べられています。

例文⑶では、法律で定める内容に「shall」が使われます。

3.権威者の意志の「shall」

権威者の意志の「shall」は、話者が権威者で相手に何かを強制させるようなときに使われます。また特徴として、強制させられる相手を主語に置きます。現在では、失礼にあたるような言い方になってしまうので、ほとんどこのような使い方をすることはありません。

早速例文で確認してみましょう。

権威者の意志の「shall」 - 例文

⑴ He shall be rewarded for this. (彼にはこの褒美をやろう。)

⑵ You shall do exactly as I say. (何から何まで私の言う通りにせよ。)

⑶ He shall be punished if he disobeys. (彼が逆らえば罰を与えてやるぞ。)

⑷ They shall not interfere in my affairs. (私のことに口出しはさせない。)

例文⑴は、話者は権威者で、彼に褒美をやるという意志が「shall」で表現されています。

例文⑵は、話者は権威者で、あなたは私の言う通りにせよという意志が「shall」で表現されています。

例文⑶では、話者は権威者で、彼が逆らえば罰を与えるという意志が「shall」で表現されています。

例文⑷では、話者は権威者で、私のことに口出しをさせないという意志が「shall」で表現されています。

4.強い決意の「shall」

強い決意の「shall」は、運命として背負うというような強い決意(意志)を表わす場合に使われます。意志の助動詞に「will」がありますが、「shall」には「will」よりも強い意志(決意)が込められ、また「shall」は堅い印象も与えます。

早速例文で確認してみましょう。

強い決意の「shall」 - 例文

⑴ We shall never surrender! (我々は絶対に降伏しない!)

⑵ We shall never forget the September Eleventh victims. (我々は9月11日の犠牲者たちのことをいつまでたっても忘れはしない。)

⑶ We shall fight for peace and we shall win. (我々は平和のために戦い、勝利を得る決心である。)

例文⑴は、「shall」を用いて絶対に降伏しないという強い決意が述べられています。

例文⑵は、「shall」を用いて犠牲者のことを忘れないという強い決意が述べられています。

例文⑶は、「shall」を用いて平和の為に戦い、勝利を得るという強い決意が述べられています。

5.申し出の「shall」

義務を負っているという意味を含意する「shall」を「私に~の義務がありますか?」というように使うことで申し出を行うことができます。「Shall I ~?」というカタチで表現し、訳は「私が~しましょうか?」となります。

早速例文で確認してみましょう。

申し出の「shall」 - 例文

⑴ Shall I help you to another drink? (もう1杯飲み物をお持ちしましょうか?)

⑵ Shall I turn the light off? (電気を消してあげましょうか?)

⑶ Shall I drop you off near the station? (駅の近くで降ろしてあげましょうか?)

6.提案の「shall」

義務を負っているという意味を含意する「shall」を「私たちには~の義務がありますか?」というように使うことで相手に提案を行うことができます。「Shall we ~?」というカタチで表現し、訳は「一緒に~しませんか?」となります。

早速例文で確認してみましょう。

提案の「shall」 - 例文

⑴ Shall we go out for lunch? (一緒に外で昼食とりませんか?)

⑵ Shall we take some rest? (少し休みましょうか?)

⑶ Where shall we go tonight? (今夜はどこに行きましょうか?)

まとめ

それでは、学んだことをおさらいしましょう。

助動詞「shall」の意味機能は以下の通りです。

助動詞「shall」の6つのキーワード

1.運命・宿命の「shall」

2.法律・規則の「shall」 〔和訳〕~であること

3.権威者の意志の「shall」

4.強い決意の「shall」

5.申し出の「shall」 〔和訳〕私が~しましょうか?

6.提案の「shall」 〔和訳〕一緒に~しませんか?

以上で、助動詞「shall」の語感がしっかり身に付けられたかと思います!

合わせて読みたい

関連記事
インターネットで勉強できるサイトを作りました!

こんにちは。当サイトの管理人です。

質の悪い学習参考書や学習Webサイトがたくさん世の中に溢れていてうんざりしてます。

世の中が少しでも良くなるようインターネット上で質の高い学習ができる「マーてぃん学校」というWebサイトを作りました!

「マーてぃん学校」のサイトでは、当サイトの内容を含めた様々な教科が各単元ごとにまとめられており、学びたい内容に簡単にアクセスできるサイトになっております。

受験勉強を頑張る皆さま、ぜひとも「マーてぃん学校」をご活用ください。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事