強調構文とは

強調構文とは、特定の語句を強調したい時に用いられる文のカタチです。

強調構文の作り方は、文の要素の中で特に強調したい語句を「It is」と「that」で挟み、それ以外の要素を「that」の後に続ければ完成します。

ちなみに、強調構文で強調する品詞は、ほとんどの場合「名詞(句/節)」か「副詞(句/節)」になります。「形容詞」が強調されることは稀で、「動詞」を強調することはありません。

強調構文を作ってみよう!

それでは、試しに次の文で強調構文を作る練習をしてみましょう。

例文

Tom broke the window when he was playing football. (トムはサッカーをしている時その窓を割った。)

まず文を要素に分けると、「1. Tom」「2. broke」「3. the window」「4. when he was playing football」という要素に分けることができます。

1. 主語の役割の名詞「Tom」を強調したい場合、次のようになります。

強調構文 a

It was Tom that broke the window when he was playing football. (サッカーをしている時その窓を割ったのはトムだ。)

強調したい「Tom」を「It was」と「that」で挟み、それ以外の要素は「that」以下に置かれます。

2. 動詞の「broke」は強調構文を使って強調することはできません。

3. 動詞の目的語の役割の名詞「the window」を強調したい場合、次のようになります。

強調構文 b

It was the window that Tom broke when he was playing football. (サッカーをしている時トムが割ったのはその窓だ。)

強調したい「the window」を「It was」と「that」で挟み、それ以外の要素は「that」以下に置かれます。

4. 副詞節「when he was playing football」を強調したい場合、次のようになります。

強調構文 c

It was when he was playing football that Tom broke the window. (トムがその窓を割ったのはサッカーをしている時だ。)

強調したい「when he was playing football」を「It was」と「that」で挟み、それ以外の要素は「that」以下に置かれます。

強調構文の和訳

強調構文の英文を日本語に訳す場合は「~は(強調する語句)だ。」というように「は」と「だ」で強調する語句を挟みます。強調したい語句を「It is」と「that」で挟む英語と似たような方法をとります。

強調する語句の位置に注目すると、英語では、大事なことを前に置く傾向があるため、強調したい語句は「It is」と「that」で挟まれて前の方に移動されます。

一方、日本語では、大事なことを文の最後の方で述べる傾向があり、強調したい語句は「は」と「だ」で挟まれて後ろの方に移動されます。

日本語で語句を強調する場合について、先ほどの例文で確認してみましょう。

日本語の強調構文

⑴ サッカーをしている時その窓を割ったのはトムだ。

⑵ サッカーをしている時トムが割ったのはその窓だ。

⑶ トムがその窓を割ったのはサッカーをしている時だ。

次に、強調構文の疑問文の作り方について説明します。

強調構文の疑問文の作り方

強調構文を疑問文にするのは簡単です。「It is ... that」のbe動詞「is」と主語「it」を入れ替えて、be動詞「is」を先頭に持ってくれば完成です。

先ほど取り上げた例文を使って疑問文を作ってみましょう。

強調構文 a

【平叙文】 It was Tom that broke the window when he was playing football. (サッカーをしている時その窓を割ったのはトムだ。)

↓↓↓

【疑問文】Was it Tom that broke the window when he was playing football? (サッカーをしている時その窓を割ったのはトムなのか?)

「It was」を「Was it」にすれば平叙文から疑問文にすることができます。

強調構文 b

【平叙文】It was the window that Tom broke when he was playing football. (サッカーをしている時トムが割ったのはその窓だ。)

↓↓↓

【疑問文】Was it the window that Tom broke when he was playing football? (サッカーをしている時トムが割ったのはその窓なのか?)

強調構文で疑問詞を強調する場合

強調構文では、疑問詞を強調することもできます

疑問詞を強調する場合は、語順がややこしくなるので注意が必要です。疑問詞を強調する強調構文には特徴的なカタチが現れますので、そのカタチは覚えておいた方が良いです。

それでは、まず疑問詞を強調する強調構文の作り方について説明します。

疑問詞を強調する手順は次のようになります。

疑問詞を強調する手順

手順⑴ 「It is」と「that」で強調する「疑問詞」を挟む

手順⑵ 助動詞の「do/does/did」は取り除く

手順⑶ be動詞の「is」を前に出して疑問文にする

手順⑷ 「疑問詞」を文頭に持ってくる

それでは、早速次の例文の疑問詞を強調したいと思います。

例文

Where does she works? (彼女はどこで働いていますか?)

例文「Where does she works?」の疑問詞「where」を手順通りに強調すると、「Where is it that she works? (彼女はいったいどこで働いているの?)」になります。

さて、完成した文を見て分かるかと思いますが、疑問詞を強調する強調構文には、「疑問詞 + is it that ~」という特徴的なカタチが現れます。

このカタチが頭に入っていないと疑問詞を強調する強調構文に出くわした際、「it」や「that」が何を表わしているのか理解するために無駄に時間を掛けてしまうことになりかねないので、疑問詞を強調する強調構文のカタチをしっかりと覚えておきましょう!

結果的にみると、『疑問詞は文の先頭にくる』という文法上のルールと『強調構文は「it is」と「that」で強調したい語を挟む』という文法上のルールがぶつかり、『疑問詞は文の先頭にくる』というルールが優位に立っていることが分かりますね。

それでは、疑問詞の強調について例文を通して理解を深めましょう。

例文で理解を深める

例文 1

What did you do? (あなたは何をしたのですか?)

疑問詞を強調する

手順⑴ It was what that did you do.

手順⑵ It was what that you did.

手順⑶ Is was what that you did?

手順⑷ What was it that you did? (あなたはいったい何をしたのだ?)

手順⑴の「It is」と「that」で疑問詞を挟む際、時制(現在時制 or 過去時制)に注意しましょう。

例文 2

What do you want me to do? (あなたは私に何をして欲しいのですか?)

疑問詞を強調する

手順⑴ It is what that do you want me to do.

手順⑵ It is what that you want me to do.

手順⑶ Is it what that you want me to do?

手順⑷ What is it that you want me to do? (あなたは私にいったい何をして欲しいのですか?)

例文 3

What kind of work do you want? (どんな仕事をしたいですか?)

疑問詞を強調する

手順⑴ It is what kind of work that do you want.

手順⑵ It is what kind of work that you want.

手順⑶ Is it what kind of work that you want?

手順⑷ What kind of work is it that you want? (あなたはいったいどんな仕事をしたいのだ?)

疑問詞が他の要素を修飾しているこのような場合、そのひとつのかたまりを1つの語のようにして扱います。

例文 4

Who do you wish to see? (あなたは誰に会いたいのですか?)

疑問詞を強調する

手順⑴ It is who that do you wish to see.

手順⑵ It is who that you wish to see.

手順⑶ Is it who that you wish to see?

手順⑷ Who is it that you wish to see? (あなたはいったい誰に会いたいのですか?)

例文は以上です。

間接疑問文の疑問詞の強調について

間接疑問文中の疑問詞を強調したい場合は、疑問文の疑問詞を強調する場合と基本的には同じですが、間接疑問文では助動詞が現れないため手順⑵の『助動詞の「do/does/did」は取り除く』が不要となり、また、純粋な疑問文ではないので手順⑶の『be動詞の「is」を前に出す』が不要になります。

さらに、手順⑷では「疑問詞」を文頭ではなく、節の先頭に持っていくことになります。

例文で確認してみましょう。

例文 1<br>

I wonder why he suddenly went abroad. (彼が突然海外へ行ったのはなぜなのかしら。)

疑問詞を強調する

手順⑴ I wonder it was why that he suddenly went abroad.

手順⑵ 不要

手順⑶ 不要

手順⑷ I wonder why it was that he suddenly went abroad. (彼が突然海外へ行ったのはいったいなぜなのだ?)

例文 2

I wonder where he got that book. (彼はどこであの本を手に入れたのかしら。)

疑問詞を強調する

手順⑴ I wonder it was where that he got that book.

手順⑵ 不要

手順⑶ 不要

手順⑷ I wonder where it was that he got that book. (彼はいったいどこであの本を手に入れたのだ?)

疑問文の疑問詞を強調する強調構文では「疑問詞 + is it that ~」という特徴的なカタチが現れましたが、間接疑問文の疑問詞を強調する強調構文では「疑問詞 + it is that ~」となりますので注意しましょう。

以上、疑問詞を強調する強調構文について説明しました。

まとめ

今回学んだことをまとめます。

強調構文の疑問文の作り方について学びました。

強調構文の疑問文の作り方

・「It is ... that」のbe動詞「is」と主語「it」を入れ替え、be動詞「is」を先頭に持ってくる

疑問文の疑問詞を強調構文を使って強調する手順について学びました。

疑問詞の強調手順(疑問文)

手順⑴ 「It is」と「that」で強調する「疑問詞」を挟む

手順⑵ 助動詞の「do/does/did」は取り除く

手順⑶ be動詞の「is」を前に出して疑問文にする

手順⑷ 「疑問詞」を文頭に持ってくる

・最終的には「疑問詞 + is it that ~」というカタチになる

間接疑問文の疑問詞を強調構文を使って強調する手順について学びました。

疑問詞の強調手順(間接疑問文)

手順⑴ 「It is」と「that」で強調する「疑問詞」を挟む

手順⑵ 不要

手順⑶ 不要

手順⑷ 「疑問詞」を節の先頭に持ってくる

・最終的には「疑問詞 + it is that ~」というカタチになる

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