今回は動詞の〔wonder〕と〔ifが作る名詞節〕の組合せ、〔wonder if〕の例文をまとめました。

〔wonder if〕の意味と例文

動詞の〔wonder〕は「~かしらと思う/~ではないかと思う」という意味で、好奇心・不安・疑いなどを持って予想的に何かを言う際に使います。

従属接続詞の〔if〕は「もし~ならば」という副詞節と「~かどうか」という名詞節を作りますが、動詞〔wonder〕の後に従属接続詞の〔if〕を置いた場合、名詞節を作り「~かどうか」という意味になり、判断に迷う気持ちを表します。

それでは、〔wonder if〕の例文を確認しましょう。

〔wonder if〕

I wonder if he knows. (彼は知っているのだろうか)

I wonder if he is in sane. (彼は気が確かだろうか)

I wonder if it bothers him that I said that. (それを言ったことが彼を悩ますだろうか)

I wonder if the trains aren’t running in this snow. (この雪では電車は運休しているんじゃないかな)

“I wonder if he knows it.” “Definitely not.” (「彼はそのことを知っているのかなあ」「絶対にそんなことないよ」)

“I wonder if you have good stores for fruit and vegetables.” “Sure we do. There’s a nice place I always go to just around the corner.” (「この辺には野菜や果物のいいお店はありますでしょうか」「もちろんありますよ。すぐ近くに私がいつも行くいい店があります」)

I wonder if Mom’s the kind who gets calmer as the situation gets worse. (私の母は火事場になるほど落ち着くタイプなんだろうか)

I wonder if there isn’t a streak of femininity in him, a kind of sweetness. (彼には女性的な面、つまり優しさのようなものがないのかしらと私は思う)

I wonder if there’s any fizz left in the lemonade. (そのレモネードに炭酸が少しでも残っているのだろうか)

Sometimes I wonder if people are intrinsically evil. (私は時々人間は本質的に邪悪なのではないかと思うことがある)

〔wonder if〕の後に〔助動詞 can〕を置く例文を確認しましょう。

〔wonder if + 助動詞 can〕

I wonder if anyone can read this book. (だれかこの本を読むことができないかな)

〔wonder if〕の後に〔助動詞 will〕を置く例文を確認しましょう。

〔wonder if + 助動詞 will〕

I wonder if it will rain. (雨が降るだろうか)

I wonder if it will rain tomorrow. (あしたは雨が降るだろうか)

I wonder if he’ll be back by tonight. (彼は今晩までにもどってくるのかなあ)

I wonder if he will come on time. (彼は時間どおりに来るのだろうか)

I wonder if he will be willing to lend it. (彼はそれを貸してくれる気があるだろうか)

〔wonder if〕の後に〔助動詞 should〕を置く例文を確認しましょう。

〔wonder if + 助動詞 should〕

I wonder if they shouldn’t try to correct it. (彼らはそれを訂正しようとすべきなのではないかと思う)

過去から現在に至るまでのことについて述べる場合は、〔if〕の後が現在完了形になります。

〔wonder if + 現在完了形〕

I left my briefcase on the train this morning. I wonder if it has been handed in. (今朝書類ケースを電車に置き忘れたのですが、届いてないでしょうか)

時制の一致と〔wonder if〕

過去のことについて述べる場合は、〔wonder〕の過去形〔wondered〕を用い、また〔if〕の後も時制の一致により過去形になります。

時制の一致〔wondered if + 過去形〕

I wondered if I would be in time. (時間に間に合うだろうかと私は思った)

Her face was so grave, I wondered for a moment if she’d found me out. (彼女はとても深刻な表情をしていたので、彼女が私の正体を見破ったのかと一瞬心配した)

He wondered if perhaps he was getting old and losing grip. (彼は高齢のために能力が衰えたのかなと思った)

Every time she consulted her watch, she wondered if the batteries were wearing out. (腕時計を見るたびに彼女は電池が切れかけているのではないかと思った)

大過去のことについて述べる場合は、〔wonder〕の過去形〔wondered〕を用い、また〔if〕の後は時制の一致により過去完了形になります。

時制の一致〔wondered if + 過去完了形〕

She wondered if John had been unfaithful to her during this long separation. (彼女がジョンと長らく離れている間に彼が自分を裏切っていたのではないかしらと思った)

(時制の一致の詳しい解説は下リンクより)

仮定法と〔wonder if〕

実際にありそうもない現在や未来のことを言う場合には、〔wonder if〕の後を仮定法過去にします。

仮定法過去の〔wonder if + 過去形〕

I shouldn’t wonder if she danced terribly well. (彼女がものすごくうまく踊っても驚きはしないよ)

実際にありそうもない過去のことを言う場合には、〔wonder if〕の後を仮定法過去完了にします。

仮定法過去完了の〔wonder if + 過去完了形〕

I wonder now if that drink had been drugged. (今思うと、あの飲み物には薬が盛られていたのではないか)

(仮定法の一致の詳しい解説は下リンクより)

依頼・質問の〔wonder if〕

〔wonder if〕の後に過去形の助動詞〔would/could/mightなど〕を置くことで、控えめまたは丁寧に相手に依頼したり、相手の意向を聞いたり、相手に質問することができます。

重要!
  • 進行形の〔am/is/are wondering if〕を使うとまだ決心がついていないことを暗示し、相手に選択の自由を与えることで丁寧さを出すことができます。
  • 過去進行形の〔was/were wondering if〕を使うと、「今は違うが」といった控え目な態度を示すことになり、さらに丁寧な表現になります。

それでは、〔wonder if +助動詞の過去形〕の例文を確認しましょう。

〔wonder if〕の後に〔助動詞 would〕を置く例文を確認しましょう。

〔wonder if + 助動詞 would〕

Sorry to trouble you, but I wonder if you’d mail this letter while you’re out. (お手数ですが、出かけたときにこの手紙を投函していただきたいです)

I wonder if you’d be kind enough to give us some information, please? (私たちに情報を提供してくださらないでしょうか)

We were wondering if you’d like to come over for dinner tonight. (今晩食事にいらっしゃらないかと思っていたのですが)

I was wondering if you would answer a few questions. (いくつか質問に答えていただきたいと思っていたのですが)

I was wondering if you’d like to meet me for a drink this evening. (今晩1杯つきあっていただけないかと思っていたのですが)

“I was wondering if you’d like to have dinner with me.” “Oh, that would be wonderful, I’d love to.” (「食事をご一緒いただければと思っていたのですが」「まあうれしいです、喜んで」)

〔wonder if〕の後に〔助動詞 could〕を置く例文を確認しましょう。

〔wonder if + 助動詞 could〕

I wonder if you could help me. (助けていただけますでしょうか)

I wonder if you could wait a moment. (もうしばらく待っていただけませんでしょうか)

I wonder if you could tell me the time. (今何時かお教えいただけませんか)

I wonder if you could lend me some money. (少しお金を貸していただけないでしょうか)

I wonder if you could spare me a little time. (少しお時間をいただけないでしょうか)

I wondered if you could have dinner with me tonight. (今晩食事でもいかがかなと思いまして)

I was wondering if you could help me. (ちょっと手を貸していただければと思っていたのですが)

I was wondering if I could borrow your car. (車をお借りできればと思っていたのですが)

〔wonder if〕の後に〔助動詞 might〕を置く例文を確認しましょう。

〔wonder if + 助動詞 might〕

“I was wondering if I might have the afternoon off?” “Yes, of course” (「午後お休みをいただきたいと思っていたのですが」「もちろんいいです」)

I was wondering if there might be something on his mind. (彼には何か心配事があるのではないかと思っていたのですが)

“I was wondering if I might possibly offer you some advice.” “Oh, what?” “I think you should see the doctor about your insomnia.” (「ちょっとアドバイスしたいと思っていたのですが」「え、何?」「不眠については医者に診てもらうべきだと思うよ」)

以上、〔wonder if〕について解説しました。

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